2004年、古典からモダンまでタンゴをこよなく愛するピアニスト吉岡凛をリーダーとし、オルケスタ・アストロリコで活躍する奏者とともに結成されたユニット。クラシカルでエレガントな佇まいと、情熱的かつダイナミックなサウンドに定評のある本格的タンゴ・バンドである。アルゼンチンにて様々なコンサートに出演した際には、繊細かつエモーショナルな熱演であったと大変高い評価を得て、タンゴ・マガジンの取材をうけるなどタンゴの本場ブエノスアイレスでも注目された。近年の日本国内の活動に於いても、朝日新聞主催アサコムコンサートの再演を希望するコンサートで一般投票1位を獲得し、再演の際は最多の来場者数を記録した。 また地方自治体主催のコンサートでも、定員を超える観客動員数を記録するなど、非常に高い人気を博している。なお、ユニット名である『コケータ』とは、アルゼンチンの公用語であるスペイン語の『魅力的な女性』の意。バンドネオンの名演奏家、門奈紀生氏による命名である。
ヴァイオリン 木村直子
京都市立芸術大学卒業。テレビ西日本賞受賞。ウィーン市立音楽院に留学。
京都フィルハーモニー室内合奏団のコンサートミストレスに就任し1995年まで務める。
2005年大阪室内楽コンクール&フェスタ、ファイナリスト賞受賞。
現在、音楽企画集団音登夢(おととむ)主宰。タンゴユニット「オルケスタ・アストロリコ」のメンバー。タンゴ・コケータでは2004年結成時から5年間在籍。2014年から期待の再メンバー。
今年3月アルゼンチン・ブエノスアイレスに渡り、アリエル・エスパンドリオ氏に師事。当地の一流タンゴ奏者とジョイント・ライブを行い、絶賛を博す。
バンドネオン 星野 俊路
19歳の時に運命的にバンドネオンを始め、元オルケスタティピカ東京の岡本昭氏、岡崎恵二氏にタンゴの基礎を学ぶ。都内ダンスホールなどで演奏経験を積み、24歳で京都に転居。アストロリコ門奈紀生氏に師事する。その後、オルケスタアストロリコ、アストロリコ6重奏のメンバーとして活躍。現在では、ピアニスト吉岡凛をリーダーとした「タンゴ・コケータ」や、上田裕司氏の「タンゴ・ガルーファ」そして、自身プロデュースによるクラシックギターとのデュオ「タンゴ・グレリオ」など、様々なバンド形態でタンゴの魅力を伝えるべく活躍中。2015年上田裕司氏主催の企画に参加し、念願のアルゼンチンへと渡り、フリオ・パネ氏、ロドルフォ・メデーロス氏、ロベルト・アルバレス氏らマエストロたちのクラスを受け、更なる進化を続けている。
ゲスト
大塚功(コントラバス)
大阪音楽大学卒。コントラバス奏者としてトップクラスのテクニックを習得し、併せて豊かな感性とリズム感でタンゴ、ジャズ、クラッシックetc.様々なジャンルを演奏する。
タンゴの活動に於いては、本場アルゼンチン、ウルグアイ、またトルコでのタンゴフェスティバルにも招聘出演。
グラシェラ・スサーナ、菅原洋一、大浦みずき、東京スカパラダイス・オーケストラ、宮沢和史、杏子、尾崎紀世彦ほか、多数のアーティストと共演。